ドアが勝手に開くやつ

専門用語ばかり使って話すのは不親切、誰にでもわかるように噛み砕いて話すのがスマート、という風潮がある。その感覚は私にも3mmくらいわかる(残りの100kmぐらいは「いや別に専門的な話は専門用語使ったほうがいいじゃん」みたいな気持ちがある)。

でもそのルールを全てに適用すると不思議な感じになっちゃう。自動ドアのことを「ドアが勝手に開くやつ」、両替機のことを「お金を細かくするやつ」などと言っていたら、この人は物忘れが激しいか常識がないか、或いはクイズを出題したいかのいずれかだと思われてしまう。誰にでもわかるように噛み砕いてるだけなのに、変な話だ。外国の人に話すならこれが一番わかりやすいんじゃなかろうか。猫、トマト、石などの物体までこうやって説明しろと言われたら大変難儀だが。

「そんなの誰でも知ってるじゃん」と「そんなの誰も知らないよ」の境目ってどこにあるんだろう。義務教育の範囲?教えることなんて年単位で変わっちゃうのに。知らなきゃいけないことなんてずっと変わり続けるのに。境目なんてどこにもないでしょう。どこに合わせればいいわけ?スカウターか何かで相手の履修範囲がわかればいいんだけどな。