掃除のこと

お部屋の掃除をした。あっさり終わった。とんでもない重労働なんじゃないかと思っていたから拍子抜け。ゴミ袋に余裕があったからいらない服を捨てることもできた。

思えば、昔に比べたらずっと掃除する人間になった。昔は本当にひどかった。

掃除したらどんないいことがあるのか知らなかった。学校の掃除の時間も自分が何をやってるのかよくわかってなかった。箒で床を掃いて、集まった埃をちりとりに収めて捨てて、雑巾で教室の床を一往復する。先生が許可すりゃ終わる苦行、程度の認識しかなかった。

苦行すぎないか? 他人の荷物が大量に入ってる机の上に逆さの椅子を乗せて、すべて落とさないようにバランスをとりながら、素早く一個一個運んで並べる作業。あれめちゃくちゃ重くて本当に嫌だったし、苦手だった。あれが好きで得意って人もそんなにいないのでは。いたのかな。汚くて臭くてボロボロの雑巾を素手で絞らなきゃいけないのも相当嫌だった。わざわざ四つん這いで前のめりに走らなきゃいけないのもよくわからなくて嫌だった。私、人間の生活に向いてないのでは。

話が逸れた。掃除のこと。

大人になってようやくわかったのだが、掃除すると鼻水が止まる(ことがある)。それと、定期的に掃除することで鼻炎を予防できる(ことがある)。これ以外の強い利点が特に思い浮かばない。しかし、これだけで十分に掃除する理由になる。寝起きからくしゃみと鼻水が止まらないのは相当堪える。

ただ、水周り(特に台所)の掃除だけは比較的初期に身についたおぼえがある。生ゴミを放置すると最悪なことになると学んだあたりから、神経質なくらいしつこく掃除していた。

結局痛い目見ないとわかんないんだな。死に覚え。