えらい

ひっさびさに物を壊しそうな勢いになったのですが何にも壊してません。偉いですね。偉いからなんだって話ですが。

実は、偉いっていう言葉のポジティブな側面を全く理解していません。社会的地位の高い人のことを「お偉いさん」と表現するのは知ってるのですが、なにせ社会的地位が高くなったことがないのでなんにもわかりません。

日常的に使われる「偉い」はだいたい、何かを耐えたことに対する労いの言葉だと解釈しています。「頑張った!」と同じです。私は何かに耐えることを常日頃強いられていて(おそらく、普通は耐えたとも感じないようなことです。例えば社会性のある振る舞いをするとか、他人と話すとか、コップをひっくり返さないとかそういうものです。人間レベルが低い)、それをポジティブな評価と結びつけたことが一度もありません。減点方式の世界でマイナスをゼロに近づけなきゃいけないので毎日ドギツいです。

マイナス500をマイナス100、運良くプラマイゼロにしたところで何がそんなに偉いのか、偉いんだとしたら一体それがなんだというのか、わからないままここまで来てしまいました。マイナス500がマイナス100になった!マイナス100になりそうなところをゼロで踏みとどまった!頑張った!えらい!って、果たして人間は本気で言えるんでしょうか……(人間レベルが低い)。

あっ、でも、借金500万の人が借金100万まで減らしたらすごい!えらい!って思うし、完済した日にはビールでも持っていって祝杯くらいはあげちゃうかもしれません。本当は借金しないのが一番偉いんだとは思いますが、人にはいろんな事情があるでしょうし。

何で他人にはこんなに寛容でいられるんだろう。自分のこと大好きだから?