健康っていいね

幸か不幸か、私は自分の役割というものを一度も理解したことがない。全体の部品の一つなんだろうな、というところまではわかっても、具体的にどこにある何の部品なのか自覚できたことはない。

たまに、自分の役割に自覚的な人と出会うとすごいなーと思う。いつどこでその役割に気づいたのだろう。元々その役割に収まるつもりはなかった人だとしたら、どうやってその役割を受け容れたのだろう。すごいなー。

自分の役割が自分でわかるということは、自分ができることを知っているということだ。私は自分にできることを全く知らない。私はどういう役割の人間なんだろう。今までやってきたことに統一性がないので推測は困難を極める。もし役があるなら、謎の連続殺人事件の第一犠牲者役として最初から最後までずっと寝てたい……。

 

急かされたり急いだりすると変なところが抜けてしまう。最近この現象が特に激しい。人にメーワクかけないために急ぐと、結局メーワクを一つ増やすことになる。急かされても急がないのと、急いで変なところが抜けるのとどっちがマシなんだろう。その答えは私が決めることじゃないので考えても無駄。しかし、自分の身を守るためにマシなほうを選びたいと思うのも事実。うーん……考える必要なし!

時間という概念は私を苦しめるために存在していると思う。これだけは間違いない。

「時間」「命」「金」の組み合わせは人を手っ取り早く殴るのに適している。

この三つのどれかを少しでも "奪われ"たと思った瞬間、或いは "奪われ"てしまうことを仮定したときは、他人をいくらでも詰っていい。……そういう判断する人が結構いるのでびっくりしている。そんな感じで五十年六十年七十年八十年も生きられるんだ、と。むしろそんな感じだから長生きできるんだろうか。健康っていいね。