安直

今日は上着を出しました。秋冬物の服をまだ出していないので、その辺に適当にひっかけてあったものを掴んで羽織りました。今朝は妙に冷えてしまって、朝からくしゃみが止まりませんでした。長袖の服を着ても冷えたので、ついに上着に手を出した次第です。

それで、ちょうどお昼までは体温の調節に成功していたのですが、お昼過ぎくらいから、今度は妙な暑さに襲われました。どうやら気温が上がっただけではなく、私の体温も上がったように思われました。

人の体温というのは一日の間でも変動するもので、朝目覚めた時は一番体温が低くなっていて、夕方くらいに一番高くなるものだとどこかで読んだことがあります。最近はそのことを自分の身体で実感しています。身体は安直だと思いました。

 

さて、話は変わりますが、私は5000兆円を手に入れたので手始めにハワイにでも行こうかと思います。

「えっ? 5000兆円手に入ったからっていきなりハワイ? 安直すぎやしない?」と自分でも思うのですが、安直なことこそ一番試してみたいものではありませんか。安直でもやってみたかったこと、しかし安直だからこそできなかったこと。そんなことばかりだったらあまりにも虚しいじゃありませんか。私は安直なことならなんでもやってきました。「なんでも」は流石に言いすぎかもしれませんが。私のしてきた選択の一つ一つを振り返りますと、なるほど安直だ、と自分でも悲しくなるほど安直なことばかりです。もっとも、人間のほとんどが安直なことをしているのだとは思いますが。

 

5000兆円を手に入れたこともハワイに行くことも、もちろん安直な大嘘ですが、考えている間はとても楽しかったです。

ハワイじゃなくてもいいなあ、アジアのどこかの成金都市に大きなビルでも建ててそこに住まうか。虎を飼うか、いや、人を飼うか。私の寝癖を直す係、iPod充電係、冷蔵庫のドアを開ける係、それぞれなんでもいいから適当に一人ずつ雇うか。ずっと家の中にいられても迷惑だけど、風景だと思えばなんともないので、自販機みたいにその辺に立っていてもらって、エサを口にねじこんだら冷蔵庫のドアを開け閉めしてほしい。でもそのうち、私が冷蔵庫の前に立つだけで、そいつは勝手に冷蔵庫を開け閉めしては口を大きく開いて私の手元に突き出すようになるんだろうと思うとそれだけで腹が立つ。

そういえば、ハワイに行ったら日焼けは不可避だろうな。まあ、日焼けしても5000兆円あったらすぐにでも肌は白くなるだろう。紫外線、恐るるに足らず。しかし、私はハワイのことを何も知らないし、ハワイに何も期待していないのに、なぜハワイに行くのだろう。ああ、ふざけているだけか。いつもの安直なおふざけか。うーんと、それじゃあ安直に、ハワイのよくわかんない闇の店とかプールとかに入ってヤバい肉や飲み物(広義)などを……。

と妄想している時間が、今日は一番楽しかったです(という、安直な〆)。