仕方ないね

足の爪にマニキュアを塗ってもらうのが数年来の夢であることを思い出した。手の爪だったら塗ってもらったことがあるけれど別になんとも思わなかった。

足の爪を塗るのは利き手の爪を塗るよりもよほど楽なので、自分でそれなりにできてしまう。だからやってしまう。

自分でできることは自分でやらないと気持ち悪いから、こんな夢があったことをすっかり忘れてしまっていた。

 

自分ができることを敢えて他人にやってもらう(やらせる?)ことに妙な抵抗がある。無理だと思ったらすぐ他人にぶん投げるけど、無理じゃないなら自分でやろうと思ってしまう。やろうか?と言われても、意地になって自分でやろうとする。

結局、なんでもかんでも自分で決めたいだけなんだと思う。ついでに、痛い目を見ないと何も学ぼうとしない性分なのだろう。死に覚えというやつか。

 

私にはできないことが非常に多いので、よくよく考えたら何もかも全部他人にやってもらったほうが今よりも余程マシだ。マシっていうか、クオリティが高くなる。足の爪塗り、部屋の掃除、化粧、お金の管理、スケジュール管理、背中の手入れ……。

それなのになぜ全部自分でやるかって?それはね!頼める人がいないからだよーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

全部自分でやるしかないんだって中学生の時から感じていた。一人でも生きていけるようにちゃんと勉強しよう、就職しようって思ってたし、将来は真夏のアパートで孤独死して異臭騒ぎの末に警察呼ばれて発見されるんだって本気で思ってた。ていうか今もそう。そしてそれがどうやら悲観的な考えではなかったらしいことが歳をとるごとに身に沁みてわかってきた。

今だって全部自分でできてるかって言われると全然そんなことないし、それはラッキーなことでありがたいことなんだけど、なんだろう、どうせ一人なんだからもっと本気でいろんなことできるようになっときゃよかったね。

無い物ねだりだね。何にもないから全部ねだっちゃうよね。仕方ないね。