朝起きた時の気分は夜まで続かない、みたい

朝、決めた時間にiPhoneから爆音で何らかの音楽が流れる。その瞬間、今日の私の意識は灯る。ほぼ同時に一日の気分が決まる。……ずっとそう思い込んでいた。

今日はなんだか違った。

朝、いつも通りiPhoneから爆音で音楽が流れて、いつも通りに意識が灯ったその瞬間の気分はめちゃくちゃに最悪だった。何にもしていないし何にもされていないのに、怒りと悲しみと罪悪感のような感情が一気に噴き出した。

朝ごはんを食べて身支度を整えながら、やっぱり気分は最悪だった。

本当に今日はどうしよう、何にもしたくない、いや、若干壁を殴りたい、いや、壁に頭をぶつけたい。いや、それ以前にやらなきゃいけないことがある、そっちに先に手をつけなくちゃ。それをやったら少しは気が晴れるかな。いや、やっぱり違う、そういう問題じゃない。

今日はとにかく「ダメ」な日だ。頭の調子がめちゃくちゃ悪い日なんだ。きっとそうなんだ。

そこまで考えた時に、ふと、ここ数日飲んでいなかった頓服のことを思い出して、どうにでもなれと思って1錠飲んでおいた。

 

すると、なんということでしょう(ビフォーアフター風)。

朝起きた時の最悪な気分は、頭の奥の奥の奥の奥の隅っこの押入れにいつの間にか収納されてしまった。代わりに、なんとも言えないリラックス状態がやってきた。そのまま作業をしているうちに、その作業がいかにスマートにこなせるかだけを考えるようになっていった。全てが終わる頃にはすっかり気分良く、鼻歌すらも出てくるようになってしまった。

朝起きた時の気分は夜まで続かない、ということをバッチリ体感した。

一言で言えば「薬がよ〜く効いた」ってただそれだけなんだけど、ただそれだけのことが人生に妙な実感をもたらすのがちょっとだけ可笑しかった。

目がさめた瞬間に最悪な気分だったとして、その時の私の頭の中はきっとあらゆる悪感情がめちゃくちゃに散らかっている状態なんだろう。

それを、なんらかの手段で拾って集めてどこかに収納することができれば、少なくとも「最悪」でいっぱいの気分が緩和されていく。今はその手段が頓服、そして気が紛れるような作業の二つしかないんだけど、人為的にできるとしたら……。できるもんなのかな。あんまり自分のこと信じられないからできる気がしない……。やっぱり脳に電極かな〜(お薬でいいのでは)。

 

最近、自分が本当に変化している気がする。おかしいんだ。

例えば、Aをしながらbとかcとかdのことを考えて気が散っていたんだけど、最近はAをしながらAのことだけを考えていられる時間が増えた。よくわからないけど、集中力とか、体力だとか、そういった力がついてきた(戻ってきた?)気がする。

まともっぽいことしてると、まともっぽくなってくるものですね。

他にも、例えば私は近日中に来月の予定を決めきらなきゃいけないんだ。つまり私は来月も生きるってことにされてる。本人はいつ死んでも仕方ないなんて思っているのに。

なんだかおかしいんだ。こんなにまともなんて。それでもこんなに頭の中がまともじゃないなんて。人ってみんなこんなもんでしょうか。だったらちょっと面白いね。