雨の音、いい音

 言葉にできない勢いの感情をやり過ごして、今年の夏は絶対に変なサングラスをかけた変な人になることを誓う。夏めっちゃ嫌だけど、来るもんは仕方ないし。

 変なサングラスかけるって言ったって、普通のサングラスさえロクにかけたこともないし、必要だと思ったこともない。視界が暗いのって微妙に不便なんじゃないかとか、UVカットのを使わないと目に悪いんじゃないかとか、屋内に入ったら外さなきゃいけないんじゃないかとか、色々考えすぎちゃう。

 そんなこんなで、サングラスに関しては、店に並んでるのをあれこれ試着して、友達と「こういう人いるー!」だの「似合わねー!」だの言ってゲラゲラ笑う以外の用途がまだ見つからない。

 でも何故だか今年は変なサングラスをかけたい。去年も似たようなことを考えて、変なメガネを買ったけど、微妙になりきれなかった。今年はなりきってやりきろう、もし夏が来るならね。

 そんなことを考えながら貪るプリングルズサワークリーム&オニオン味。ひたすら油っぽい。口の中を痛めながらも、昨今のポテトショックに心ばかりの協力。ミーハーなので流行りには乗っとかないとだし、同じ阿呆なら踊らにゃ損。278kcal摂取して、この先一年はポテトチップスを食べなくていい身体になった。やっぱり、おやつを食べるなら甘くなくちゃ。しょっぱい芋って、私にとってはほぼ主食みたいなものだ。

 

 靴を新調。完全に見た目で選んだ。

 一応、試し履きしてちょっと歩いて履き心地を確認したけど、買って履いて数十分で足が痛む。足元を見ると、骨の出っ張りが変なとこにひっかかっている。肌の赤みと痛みが「これは、安物だからって軽率に靴を買った罰だ」「この靴が壊れるまでがお前の刑期だ」と発している……と、頭の中の誰かが言う。

 私の頭の中には嫌な人が住んでいて(比喩)、何かあるたびに私を責めて全部後悔させて全部やめさせようとしてくる。たまに良いこと言うんだけど、本当に嫌なやつ。こいつをのさばらせておくと、最終的に私を死なせようとしてくる(比喩でない)。死んだら死んだで正しいんだろうけど、所詮私の中の人、視野狭窄は否めない。

 瞬間的に「うるせえ殺すぞ」っていう気持ちになって、靴を脱いで投げ飛ばしたくなったけど、悲しくなるだけなのでやめた。靴に罪はない。

 いいじゃん、痛くても履けばいいだけじゃん。金払うほど欲しかったんだから、それでいいじゃん。痛いからって、それがどうした。私か靴か、どっちかが壊れるまで履くんだ。好きなんだから。