近所の猫

 うちの近所は、猫が何匹か徘徊している。把握しているだけで5匹いるので、実際はもう少しいると思う。猫が住みやすい世界が一番いい世界なので、この辺りは割といい世界なのかもしれない。

 徘徊している猫の中に、最近とても気になる猫がいる。

 その猫は大きい。薄い茶色の毛皮をぼふぼふさせながら歩いている。たまに横断歩道を堂々と渡っているところを見かける。

 とても貫禄があり、話しかけるにしても「あら〜可愛いね〜」よりは「こんにちは」と言いたくなる。

 あの猫が、とても顔がいいとか、骨格がいいとか、毛並みが美しいとか、声が最高に可愛いとか、そういうわけではない。ただ、とにかくかっこいい。歩いているだけで「おっ」と思うような雰囲気がある。

 我が家の猫が世界一可愛くて美しいことに相違はないのだが、余所の猫も最高であることに変わりはない。だとしても、こんなにかっちょいい猫はそうそういない。見た目から、わりとお年を召されていることはわかるけれど、それ以外はよくわからない。今、あの猫が何歳で、どこを拠点にしていて、どんな生活をしているのか、ちょっとだけ興味がある。

 興味があるとはいえ、例えば超小型カメラを括り付けて、あの猫の目線を追いかけたいとは思わない。GPSで行動範囲を観測したいとも思わない。そんなことをしたら、ある種の夢のようなものが壊れてしまう気がする。

 私の知らないところで生まれて、生きて、生活してくれればそれが一番いい。たまに見かけるくらいでちょうどいい。何も知らないからこそ感じる畏怖や貫禄、かっこよさみたいなものを、あの猫に感じていたいから、今まで通りあの猫の好きなように生きていってほしいな……などと勝手に妄想している。猫さんすみません。

 

 猫の話書いちゃったよ。ほのぼのしてる日記だな。ほのぼのついでに、今朝の夢がすごく良かったので記録。

 私が家に帰ると、居間に大きな段ボールがいくつか置いてあった。

 家族に「これ何? 何か買ったの?」と聞くと、「そこの二つはお前のだよ」と言われる。

 身に覚えがないので、おそるおそる段ボールに貼ってある伝票を確認すると、差出人に見覚えのある名前が。しかも、二つとも同じ人。

 急いで段ボールを開封すると、ラッピングされたものがたくさん入っていた。それと、封筒に入っている分厚い手紙、それから何らかの書類も入っていた。

 ラッピングをいくつか開けると、欲しいものばかりだった。それと、知らないものだけど貰って嬉しいものもたくさん入っていた。それが段ボール二箱分。私は驚きとも喜びともつかない、とにかくアッパーな気持ちに圧倒されて、くらくらしてしまった。

 結局、貰ったものの半分以上と、手紙と書類の中身も確認できないまま、目が覚めた。

 起きてから「夢かよ〜!」という気持ちと、「すっごくいい夢だった〜!」という気持ちが同時に襲ってきた。結局「いい夢だった〜!」が勝った。

 最近、夢見が最悪だったもので、いい夢を見てスッキリ起きられるだけで非常に気分良く1日過ごせましたとさ。なんて単純で現金なやつ。でも、めでたしめでたし。おやすみなさい。