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よかったです

 今すぐ実用的にならなきゃいけない世界ですね。もうタイムリミットは過ぎています。もう全てが手遅れですね。手遅れの世界を生きていきます。

 世の中はままならないのは、なんとなくなんとなく、知っているわ。男子小学生の日記でも書こうかしら。

 

〜にっき〜

3がつ15にち 水ようび

 きょうは、あさ7じにおきました。あさごはんをたべられたので、よかったです。

 がっこうにいきました。ちゃんといけたので、よかったです。

 きょうのきゅうしょくも、おいしかったので、よかったです。

 きょうのひるやすみは、クラスのともだちとサッカーをしました。ぼくはゴールキーパーをやりました。うまくできたので、よかったです。

 いえにかえったら、おかあさんがいて、よかったです。

 ゆうごはんが、たべられて、よかったです。

 

 なんだこの生活の尊さを知ってるタイプの男子小学生は。漢字は書けなくても生活の尊さを知ってるのかよ。すごいな。願わくば誰にも傷つけられず、傷つくこともなく成長してほしいけど、無理だろうな。だって妄想の中の人だし。

 

 今日、とってもエモい光景を目撃してしまい、これは本当に俳句にしたほうがいいと思ったのだが、素養がなくて諦めた。

 俳句向きですよ、あの光景は。なんてったって、XXのXXのXXXXを、XXXXXXXXXXXXXXXXXんですよ。すごい。あんなのなかなか無い。長い映画の最後のカットみたいだった。少なくとも、あれは始まりのシーンではなかった。終わりかもしれないし、途中かもしれない。それとも、なんかの撮影だったのかな。そっちの方が納得できる。でも、現実はいつも私の納得を必要としない。物凄い速度と角度で私の目の前を飛び去って行く。

 とにかく、あの光景を見たら、ほんの一瞬でドラマが広がってしまった。これまでのこと、今のこと、これからのこと。過ぎた季節とこれから進む道のこと。BGMは何だ? 邦ロックか?

 とにかく、エモさが極みに達した。極まり過ぎて、

「エモすぎる 誰か俳句に詠んでくれ」

みたいな、心の川柳が止まらない。こんなもの、575のリズムで話せるだけの、単なる欲求でしかない。あれも妄想なら良かったのにな。妄想ならまだ諦められたのにな。現実はいつも強い。

 

 エモくなりすぎて、元々ない語彙が、さらに無くなったので、寝ます。今日は、エモくなれたので、よかったです。おやすみなさい。