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三月と桜の話、あと赤の話

雑談だ

 三月になったら聞く曲、というのが決まっている。曲名に思いっきり「三月」と入っているので、聞くことにしている。

 歌詞の中に「桜」がよく出てくるから、ああ、この歌詞を書いた人は関東より西の人なんだなということだけわかる。私の生まれ育った場所では、桜が咲くのは四月の下旬で、卒業や入学、出会いや別れに桜はほとんど関係ない。修学旅行に行って帰ってくる間に、桜が咲いて散っていたこともある。人間の移動と桜に関する記憶はこれだけだ。

 東京で三月を過ごしたとき、本当に桜が咲いているのに大層驚いた覚えがある。カルチャーショックと言っても過言ではない。だとすれば、ホワイトクリスマスというのもきっと、とても奇跡的でロマンチックなのだろう。「運命」という言葉が何の疑いもなく出てくる程度には。……想像がつかない。こればかりはもう仕方がない。文字通り「文化が違う」。

 それでも桜ソングは全国に流通しているし、それに連動して桜が出会いや別れと結びついている。桜ソングとわたしは全然関係ないんだなと思うと、妙な寂しさや疎外感をおぼえるが、こんな思いはおそらく北日本の人のほとんどがしている……と思いたい。いや、そうじゃなくてもいいや、私は私の寂しさと疎外感のことだけ気にすればよい。

 

 

 どうしたって赤を身に付けたい。

 これは完全に私の趣味。気づいたら、持ち物がほとんど赤くなっていた。バッグを開くと、あれもこれも赤。大きさと触覚だけで判別している。

 いつの間にこんなに赤が好きになったのか、全く覚えていない。気づいたら赤を選んでいた。遺伝性の中二病が原因かもしれない(父がとにかく中二病)。赤が妙に私の肌に映えるというのも理由の一つかもしれない。

 赤にもいろいろな種類があるので、どれが私の肌に合うのか、試行錯誤を重ねている。

 でも、ここ1年ほど、紫も気になっている。そろそろ紫の似合う人間になりたい。そんなこといったら、ドギツイ色の石が似合うようにもなりたい。まずはメイクから変えていくか。実験だ、実験だ。

 本気で挑めばできる気がするんだよなあ(こういう物言いが出るということは、ゴールまでの道筋が見えているのだ)。総力をかけて、なりたい自分になって、散るぞ。

 いつまでも、あの「赤を選ぶほかない」という気持ちを忘れないでいたい。その気持ちで、赤い服や赤いマフラー、赤いスカートや赤いワンピース、赤い靴や赤いバッグ、赤いネイルや赤いペンケース、赤い手帳や赤い日記帳を意地でも選び続けてきた。惹かれては手に入れてきた、この執着とも言える気持ちを忘れたくない。定期的に思い出すために、やっぱり今日もイヤホンを耳に入れるし、そのうちあの映画をもう一度見たいなと思ったりするし、さまざまな赤を「これは違う、これは惜しい、これはドンピシャ」と分別しながら、赤いエネルギーを己の皮膚の内側に漲らせていくのだ。

 

 

 今日、「090さんの本が欲しい。需要はある。内容は、この日記に加筆修正した感じでいい」と仰る方がいらして、私自身にも「需要があるなら供給したい」という思いがあり、少しずつ動いてみようかなと思っています。

 もし私が文章中心の本を作るとして、どういうのが読みたいですか?

 何かテーマがあれば、いくらでも私の考えや妄想を開陳しますが、どういうのがお好みですか? なんらかの通知が来る方法で教えていただければ、できるだけお応えしたいと思います。期限も特にない……と思います。

 これは市場調査のお願いでしたね。おヒマな方、強い気持ちをお持ちの方、耳打ちしてください。

 日記終わり。おやすみなさいませ。