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昔話

午後、ずっと九段下と中野にいたような気分です。もちろん、私がいたのは家の中ですよ。外出は、コンビニに行ったぐらいです。 この24時間で何人かの人生を見届けました。家の中で、ですけど。彼女たちがみんな元気でやっていてくれたら私は十分です。

「ふくらはぎバリ筋肉って努力の証だい」っていう歌詞、愛に溢れすぎじゃないですか。今日聞いた歌詞の中でもかなり好きなフレーズです。この曲の歌詞は本当に、愛。プロデューサーの愛です。

こっちの曲もすごかったな。11年アイドルやってる彼女たちだから歌える歌だし、歌って欲しい歌だった。こんなこと正面から言われたら、立ち直れない。でもすごくいい。この曲、本当はもっと前に作ってあったけれど、彼女たちがこの年代になるまで取っておいたんじゃないのかしら。

いいものを見ると自然と手と手が合わさりますね。そんで「尊い……」だの「ありがてえ」だの言ってしまうわけです。オタクしぐさです。 ああ、どうか、今年はみんな健康でありますように。「時間が一番の薬」系の故障が多くて悲しい。みんな早く苦しくなくなりますように。

祈ることと金を出すことしかできないのがオタクです。それでいいのです。

急にラジオのことを思い出したので、ラジオの話をします。

子供の頃、深夜ラジオを聴きたくて、必死でAMラジオの電波合わせをしていました。 ボタンを押して行ったり来たりを繰り返し、ようやく954kHzや1134kHzにたどり着きましても、ところどころにノイズが入って、たいそう聞き取りにくいのです。 それでもまだ大丈夫でした。ノイズくらいなら、田舎だから仕方ないと諦められたのです。

流暢に話す芸人さんの話を聞きながら、声を押し殺して笑っていた(小学生の時は特に、深夜ラジオを禁止されていました。早く寝なさいと怒られるのです。笑いは最小限にする必要がありました)その時です。 番組の音が急に絞られたかと思うと、聞いたことがなさそうでありそうな言語の滔々とした喋りが聞こえてきました。

私は混乱しました。あれ? 私は今この番組を聴いているはず。なのに、これは何? 独特のアクセント、強そうな語り口。そして突如流れる、やたら健全な音楽。 これ、もしかして、もしかしなくても、北朝鮮のラジオだ! 聞いちゃいけないやつに違いない!

無知な私は急に怖くなりました。一旦、よそのチャンネルを聴いて戻って来れば消えるかもしれないと考えて、せっかく合わせた電波をちょっとずらしました。そしてすぐ戻します。すると、元の番組の音声が聞こえてきたのです。 ああ、よかった。聞いちゃいけなさそうなものは、聞かなかったことにしよう。私は聞いてない。聞いてません。

安心したのも束の間、また例の言語が流れてきました。 ラジオを切って、またつけても例の言語のラジオが流れてきました。 途方に暮れました。どうしよう、我が家のアンテナでは北朝鮮のラジオを傍受してしまう。何か大変なことが起きるに違いない。 いやしかし、それにしたって、わざわざ私が聞きたい番組にかぶせることないじゃないか。ここまで電波を飛ばすなんて、やめてほしい。でも、どうやってやめさせればいいかわからない。言葉がわからないし、どこに言えばいいのかわからない。それに、やめろって言ったら射殺されそうだし。

いろいろと考えた末に、「謎の北朝鮮ラジオを無視し、心の耳でラジオを聴き、内容を補完する」という技術を身につけました。諦めた、とも言います。

今は、インターネットでラジオが聴けて、とてもいいですね。 突然北朝鮮の放送が入ってきたり、電波が届かない故の(?)ノイズに悩まされたりしません。 音もそこそこ良いですし、本当に良い世の中になりましたなあ。

普通に昔話をしてしまいました。おやすみなさい。