戦場はどこだ

 

綺麗な音楽を聴くと「この人の頭の中、こんなに綺麗なんだ……」と思う。特に打ち込み系。 こんな綺麗な音が頭の中で鳴っているのだろうから、そういう綺麗な空間が彼ら彼女らの頭の中には当然存在するはずだ。……音楽を作ったことがないので、想像するしかないのだけれど。

何を見て、何を聞いて何を感じて育ったら綺麗な頭になるのだろう。 こういうとき、まずはそのアーティストのルーツから探っていく。 過去のインタビュー記事、本人のブログやTweetなど、得られる情報はフルに得る。読んだ本、影響を受けた音楽、好きな映画などを調べていく。 情報を頭に入れたら、本屋やTSUTAYAyoutubeで徹底的に探して手に取る。 そして出来る限り自分も見る、読む、聴く。 基本的にオタクなのでそういうことをしてしまう。

じゃあ私は、何を見て聞いて感じて育ったんだ……? それで、どういうアウトプットをしてる?

最近自分が書いてるものを見てみる。 派手に擦りむいた時のグズグズの赤い皮膚とか、ヌメヌメした動物の鱗の生臭い光みたいなものを感じる。 綺麗な世界には水と鉱石しかないと思っているので、水ばっかり出てくる話も書いているのだけれど、どこか仄暗い。なんてこった。

本当は「夏、夜の砂浜に星を拾いに行く少年たち」みたいな感じのをバンバン書きたかったな。スコーンッって綺麗なやつを。でもそういうのを選ぶと、話が全然進まないんだな。きっと、そういうのを摂取してこなかったから今出てこないんだな。 ということは、私の戦場はそこじゃないんだろう。じゃあどこなんだ。どこ行きゃいいんだ。

それがわかるまで書くしかないみたい。戦場云々のことは、そこまで書いてみてから考える。